外遊びをしない子どもが心配な方へ
うちの子、外遊びが嫌いでしないみたいなんですけど、大丈夫ですか?外で遊ばせたいのですが、どうしたら良いでしょう?
こういったお悩みにお答えします。
✔️ 本記事の内容
・外遊びをしない&外遊び嫌いな子どもへの接し方
・外遊びをしない理由は様々
・外で子どもがやっていること
・友達ありきor遊びありき
・まとめ
✔️補足
元教員(歴4年)の私が、外遊びをしない子や、外遊びが嫌いな子どもたちにどう接するのが良いか、外遊びに導く方法はあるのかなど、経験を踏まえながら解説していきます。
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外遊びをしない&外遊び嫌いな子どもへの接し方
外遊びをしないのは悪いこと?
室内で過ごすことは、全く悪いことではありません。
読書が好き、絵を描くのが好き、室内で穏やかに過ごしているのが好き。理由はそれぞれです。
子どもの好き嫌いの問題なので、出来るだけ尊重してあげたいところです。
運動しなくて大丈夫?
心配な点はここですよね。
結論から言うと、運動はしておいたほうが良いです。
理由は、走る、跳ぶといった基本的な動作や、自分の体を支える筋力は体の軽いうちの方が無理なく培うことができるからです。
運動も好きだし得意だけどあえて室内で遊んでいると言う場合には、全く問題ないと思いますが、運動が嫌いまたは苦手だから消去法で室内にいると言うのは、少し外で遊べるように導く必要があるかもしれません。
以下でいくつかのパターンを見ていきましょう。
外遊びをしない理由は様々
気候による理由
・風、砂埃などが嫌
・暑いのが嫌
・寒いのが嫌 など
結構多いのが、「寒いんだもん」「暑いんだもん」と言うもの。春は花粉で外に行かない子もいます。
比較的過ごしやすい季節には、外に出て遊ぶ子も増える傾向にあります。
これは、子どもによって、感じ方も違うので、無理にとは言わなくてもいいのかなと。
というのも、この場合は、ちょうど良い気候になってくると、自分から外に出て行って遊ぶようになるので、大丈夫です。
友達による理由
・一緒に遊びたい友達がいない
・一緒に遊べるレベルの友達がいない
自分が楽しく遊べる友達がいないとか、同じ遊びをしてくれる友達がいないという場合もあります。
基本的に子どもたち自分で解決できることも多いので、見守っているうちに、気の合う友達や、違う学年の友達を見つけて遊び始めることが多いです。
どうしても気になる時には、担任の先生に相談してみましょう。一度先生が一緒に遊んだりすると、周りの子達も便乗して遊べるようになることも多いです。
運動嫌い・好きじゃないという理由
・外に出ると疲れるから
・遊びたい遊びがない
・運動を楽しいと思わない
・運動が嫌い
このような子たちが外に出たいと思うには、まず、外で運動することの楽しさを知らなければなりません。
楽しいと感じるには、何か小さなことでも、「できるようになる」という経験を積むことです。
そういう経験をか重ねていくと、子ども自身が「運動楽しいかも!」と思えてきて、いつの間にか外で遊んでいるということも多いです。
まずは、その子が好きな運動やゲーム形式の遊びをやってみるとかから始めてみてもいいですね。
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外で子どもがやっていること
・遊具遊び
・縄跳び
・一輪車
・ドッジボール
・おにごっこ
・サッカー
・虫探し
・探検
・お散歩
・他 子どもたちの中でブームの遊び
など本当に様々。
外でまったり派も多い
面白いのは、外に出て運動ばかりをしているわけではないということです。探検や、虫探しや、お散歩をしている子どももたくさんいます。
遊びにも流行りがある
遊びの傾向としては、体育の時間にやった遊びが休み時間に流行ることが多いです。
ドッジボールの時期にはドッジボール、鉄棒の時期には鉄棒、縄跳びの時期には縄跳びといったように。
授業で、その活動の楽しさを実感していたり、もっと上手になりたいと頑張ったりしているからだと思われます。
友達ありきor遊びありき
友達ありき
〇〇ちゃん、〇〇くんがこの遊びをするから、自分もその遊びをすると言うパターン。
もしくは、遊ぼう!と友達と約束して、その後何で遊ぶかを決めることもあります。
遊びありき
自分がこの遊びをしいたいから、自由に遊んでいると、同じ遊びをしてる友達同士で自然に集まる。
このタイプは、誰とでも仲良くできるタイプや、一人でいることが苦ではないという子が多いです。
「誰と遊んだの?」と聞いて、名前が出てこないけど、外遊びしていると言う子は、このような遊び方をしていることも多いです。
どちらがいいはない
友達ありきと遊びありきと、どちらがいいと言うのは基本的にはないと思います。
優先順位が、友達なのか、遊びいなのかという違いだからです。
その子にとって、好きな遊びをする方が大切なのか、好きな友達と一緒にいることが大切なのかという違いです。
一つ注意点
友達ありきで遊びを決めている場合には、自分の思っていることをしっかり友達に言えていれば大丈夫です。
しかし、友達に合わせて我慢してしまう、本当は違う遊びがしたいのに無理していると言う場合には、少し大人が導いてあげる必要もあります。
もし辛そうなら、「好きな遊びをしてる友達と遊んでみたら?」と声をかけてあげるとか、担任の先生に相談して様子を見てみてもらうとか。
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まとめ
・室内で過ごすのは悪いことではない
・しかし、運動はした方がいい
・外遊びに導くには、外遊びや運動の楽しさをわかってもらうことが大事
・友達関係は先生に頼ってしまって大丈夫
以上となります。子どもは一人一人全く違っているので、その子の意見を尊重しつつ、色々な可能性を見つけてあげたいものです。
教育に正解はなくても、子どもも大人も楽しいと思える方法が一番だと思っています。少しでもお役に立てれば幸いです(^^)