「子どもの自尊心・自己肯定感を高めてあげたいと思うのですが、どうしたら良いかわかりません。何か良い方法はありませんか?」
こういった疑問にお答えします。
✔️本記事の内容
・自尊心・自己肯定感が低すぎるのが問題
・子どもの自尊心・自己肯定感を高める方法
・子どもの自尊心・自己肯定感はすぐには高まらない
・まとめ:子どもの自尊心・自己肯定感を高める方法
こんにちは!かなえです。
今回は、元教員としての経験から、子どもの自尊心・自己肯定感を高めるにはどうしたら良いか、実際に効果的だった方法をご紹介します。
低学年を4年間担任していたので、そのくらいの子を対象にしていますが、保育園幼稚園から中学年、高学年の子たちの心にも響く内容です。
ぜひ参考にしてみてください。
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自尊心・自己肯定感が低すぎるのが問題
特に日本人は、子どもも含め大人も自尊心や自己肯定感が低いというのは有名な話ですよね。
自尊心・自己肯定感が低すぎるとどうなるか。
・無気力
・途中で諦める、最初から諦める
・自己主張できない
・他人を攻撃する
・自分を攻撃する(自傷)
などのことが起きることがあります。
何も起きないけど自尊心が低いという子もいます。
日常から自分を否定するような言動が多い子は、自尊心・自己肯定感が低い可能性があります。
「どうせ自分なんて…」みたいな発言をしていることも。まだ小さいのに。
子どもの自尊心・自己肯定感を高める方法
どうしたら良いのか。
自尊心・自己肯定感とは、
「自分は大切な、かけがえのない存在。自分は自分でいい」
と思えることです。
自分の心が安定してくると、
「自分は自分、人は人」
「自分のいいところはもちろんあるし、相手のいいところもある」
と、相手のことも認めたり、応援できるようになったりします。これは大人も同じですよね。
でも、ここに至るまでにどうするか。
それを解説していきます。
果物・動物に例えて話す
子どもって、なんだか不思議なのですが、果物とか、動物とかに物事を例えると、すっと入っていきやすいんです。
実際に道徳の教科書などに出てくる登場人物は、動物や、果物や野菜などが多いです。
人間のままよりも、擬人化するとその気持ちになりやすいよう。
果物・動物に例えて話すよさ
これは、
「みんな違ってみんないい」
を子どもが理解しやすいから。
子どもが好きなもの2つ、子どもに聞いて話すのが一番効果的です。
りんごとみかんとか、うさぎとぞうとか。
お花とかでもいいです。ひまわりとチューリップとか。
実際にやってみる
では実際にどういう風に子どもと話せば良いかやってみます。
大=大人 子=子ども でいきます。
大「りんごはみかんになれる?」
子「なれなーい」「りんごがみかんになったら気持ち悪いー」(とか言ったりする)
大「りんご味のみかんだったらどう?」
子「…やだ(笑)」
大「そうでしょ?」「じゃあ〇〇ちゃんは、△△ちゃんになれるの?」
子「…なれなーい」
大「りんごはりんごだからいいんだし、みかんはみかんだからいいんだよね。ってことは、〇〇ちゃんは〇〇ちゃんだからいいんじゃないの?」
大「〇〇ちゃんが△△ちゃんみたいになったら、みかん味のりんごだよ…?」
みたいな感じです。
最後は、あなたはあなたの良さがあるからそれでいいってことを伝えられれば大丈夫。
動物とか、野菜とか、お花とかで話す場合もほぼ同じです。
こんな台本通りにはいかないですが、だいたい分かってくれます。
子どもは自分のことばかりを考えています。
だから、一度自分のことから離して、別のものに自分の状況を置き換えてみることが、自分の状況を理解するのに効果的なんです。
(なぜかは分かりませんが、経験談です。)
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子どもの自尊心・自己肯定感はすぐには高まらない
すぐには無理です。
積み重ねが大切。
この話を1、2回したくらいでは、おそらく何も変わらないと思います。
ことあるごとに、随時話してあげることで、子どもの中に、この考えが定着してきて、大人に言われなくても自分で自然に思えるようになっていきます。
また、自己肯定感を高めるまでには至らなかったとしても、自分を責めてしまう時のストッパーにはなる可能性があります。
まとめ:子どもの自尊心・自己肯定感を高める方法
・自尊心・自己肯定感が低すぎる子には大人からの働きかけが必要
・「自分は大切な、かけがえのない存在。自分は自分でいい」と思えることが大切
・動物、果物、野菜などに例えて話すと伝わりやすい
・すぐには無理なので、長い目で見て気長に続ける
今回は以上となります。
子どもに自信をつけてあげたいけれど、何をしてあげたら良いか分からないという人は是非今回の内容を参考にしてみてください(^^)